兵庫県三木市の情報をどんどん発信!三木市役所職員JJによるブログ。


by oniwabann

2017年 10月 30日 ( 1 )

 ぼくのお父さんは、右足の太もも半分から下がありません。バイクの事故で、ぼくが産まれる前からありませんでした。外では、義足をつけて、家の中ではそれをぬいで生活しています。
 お父さんは、つりが大好きです。陸からつってる時はそう思わないけど、船で行く時がぼくは心配です。なぜなら、バランスをくずして船から落ちるかもしれないからです。ささえる力が左足だけなので、「本当に気をつけてよ」と思って、いつも送り出しています。
 ぼくと弟と二人で、お父さんに
「遊ぼう」
と言った時は、義足をはいていない時もあるけど笑って遊んでくれます。ドッジボールでは、最初はぼくらに合わせて投げてくれますが、後から本気で投げてくるので楽しいです。転がっていったボールを弟と競走しながら拾いに行って、またお父さんにわたすのは楽しいです。それに、夏の暑い時はバイクの後ろにぼくらを乗せてトンネルまですずみに連れて行ってくれます。バイクでこわい目にあったのに、ちゃんと安全運転で行ってくれます。バイクだけではなくて車にも乗れて、熊本のおばあちゃんの家やさい玉のいとこの家にも連れて行ってくれます。
 ぼくは、お父さんといると笑顔がふえています。お父さんが、ぼくらのために元気が出ることをしてくれるし、お父さん自身も笑顔でぼくらがすることをおうえんしてくれるからです。
 一方で、学校では、そう合的な学習の時間に全く目が見えない浦野さんという方と交流する時間がありました。サングラスをかけた浦野さんは、明るくておもしろい方でした。でも、死を考えたこともあったそうです。そんな浦野さんの心をささえたのが、大好きなギターや、目の代わりをしている盲導犬のテラくんやおくさんです。ぼくと同じくらいの小学生が、
「何か手伝いましょうか」
と声をかけたこともとってもうれしかったと話しておられました。
 そんな浦野さんのお話を、ぼくはお父さんのすがたと重ねて聞いていました。世の中には、お父さんのように足が不便だったり、浦野さんのように目が不便だったりする方がたくさんおられます。昨年のパラリンピックの選手もそうでした。でも、みんな自分にできる事をそれぞれ見つけて、一生けんめいに生きておられます。お父さんだってできないことに目を向けるのではなくて、自分ができることを自分のために、家族のために、いっぱいやっているから、かっこいいと思います。
 ぼくもこれから、もっともっとたくさんの人と出会って大人になっていきます。ぼく自身も、自分ができることを一生けんめいして、周りの人にも気を配れるようになっていきたいです。だって、大好きなぼくのお父さんの子どもだから。
    

平田小学校 5年 植野健太
   
   
    
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by oniwabann | 2017-10-30 13:42 | 人権 | Comments(0)