令和2年度 「差別をなくする輪をひろげよう」市民運動作品 作文 小学校5・6年の部 優秀賞
思いやりの心でコロナをのりきろう 三木市自由が丘小学校6年 永野 海空
今年の3月に新型コロナウイルス感染症の拡大のため学校が休みになりました。その休校が5月まで続きました。その間にぼくが思った事です。
ぼくのお母さんは看護師をしています。看護師は人を助ける仕事なので、ぼくは誇りに思っています。お母さんは仕事から帰ってくるのが夜おそくなるし、夜勤もあります。仕事で疲れて家の仕事をした後はすぐにねてしまう日もあります。
ですが、このコロナウイルスが全国に広がり始めたとたん、お母さんの仕事はもっと大変になりました。ぼくは早くコロナウイルスがおさまってほしいと願っていました。でもコロナウイルスは、どんどん勢いを増し、とうとう1日で100人をこえるほど感染者が増えてしまいました。お母さんの職場では感染者は出ていませんでしたが、医りょう関係の仕事の人が親というだけでアフタースクールに行けなくなったり、学校でコロナ呼ばわりしていじめられたりというニュースを見て、ぼくのこともいつかそうなるのではないかとお母さんは心配していました。
コロナウイルスが広がり感染者や周辺へのひぼう中傷があとをを断ちません。感染をした人が悪いわけではないのにSNSでは感染者を特定しようとしたり、実際に差別発言をされたりしているのをニュースで見て、ぼくはなぜそういう考えになるのかと強く思いました。
他にも宅配サービスの仕事をしている人が料理をもって来ても宅配の人にば声をあびせる客もいたり、ゴミ収集の仕事をしている人にも差別的な言葉を発したりしている人がいる事を聞いて、ぼくはコロナウイルスが怖いのはわかるけど、だからってなにもだれかに自分のストレスをぶつけるのはちがうのではないかとと思います。
差別には、男女差別や障害者差別や人種差別など、たくさんあります。それだけでなくコロナの事でも差別をするなんて何かがおこるたびに差別をするのは、おかしいと思います。
コロナの感染者はまだ減ってきていません。不安な日がまだ続いています。だからこそ、自分も周りの人も大切にしていかなければいけないと思います。一人一人がコロナの感染に気をつけることと、感染した人やその周りの人には早く治ってほしいという思いやりの気持ちでコロナをのりきっていきたいです。